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本当はもっと速いんですよ~特急「いしづち」
こんにちは、星野です。
最近は、日本の鉄道の「安全」が注目されていますが、
私も、日頃は何も考えずに利用しているものの、
やはり、改めてその日本の鉄道の安全への努力に感謝したいです。
なので、今日は鉄道の話題です。
何を隠そう、私、電車が好きなんで^^
日本の鉄道には様々な安全基準があるの知ってますか?
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その基準の一つに、非常制動距離というのがあります。
日本の在来線では、
例え最高速度で走っていたとしても、
緊急時は「600メートル以内で止められないといけない」というものです。
鉄のレールの上を走る鉄道にとって、
この600メートルというのは、とてもハードルが高いみたいで、
この基準がなければ、本当はもっと速く走ることができるんだそうです。
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実は、我々の身近を走る電車にも、
本当はもっと早く走れるのに、その基準を守って速度を抑えて走る電車があるんですよ。
↑特急「いしづち」と特急「しおかぜ」。
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この電車、今は最高時速130キロで走ってるんですが、
元々は時速160キロで走れるように作られた電車なんです。
試運転では実際に時速160キロで走った事があるそうです。
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別に早く走ろうと思えば走れる。
でも、安全のためには走らない。
これが、日本の鉄道の「安全」なんでしょうね。
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ちなみに、この電車、
実は、600メートルという非常制動距離の基準も本当はクリアしてたんです。
最高速度の160キロから600メートル以内に止まる強力なブレーキを搭載し、
試運転段階では、実際にそのブレーキも試したそうです。
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でも、営業運転では、そのブレーキは使用せず、
最高速度を落として運転する事にしたんだそうです。
強力なブレーキだけに、レールも痛むらしく、
安全のためには、レールの品質保持も見過ごせないということなんでしょうね。
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「ただ基準をクリアしていればいい」と言うわけじゃない。
この無理をしない姿勢が、大切なんでしょうね。
四国を走る、実は日本最高水準の特急電車、
機会があったら、ぜひご利用下さい!